・税金とは?
『税金』・・・と聞くと、真っ先に高いというイメージをもたれる方が多いと思います。
お給料をもらうときには、所得税と住民税が差し引かれます。
会社が儲かると、法人税と地方税(事業税と住民税)を支払います。
買い物をしたときには、消費税を支払います。
このように、私たちが生活していくうえで、さまざまな税金があります。
これほど身近な存在でありながら、高いというイメージだけが先行し、あまり理解されて
いないのが実状です。
では、税金はなぜ必要なのでしょうか?
私たちの毎日の生活は、国や市区町村の活動と密接に結びついており、そのサービス
の恩恵をうけています。
たとえば、警察・消防・社会福祉・教育などのサービスにより安全で健康的な生活を送
ることができます。
また、道路建設や上下水道の整備などの公共事業により、快適な生活をおくることでき
ます。
しかし、このような、国や市区町村が公共サービスを提供するのにも実際には経費がか
かります。この経費を賄うために徴収されるのが税金です。
つまり税金とは、国や市区町村がさまざまな公共サービスを行うための一般的な経費
に充てられるために徴収されるのです。
国や市区町村が行うサービスは必要不可欠なのだから、その活動の経費を国民が負
担するのは当然?という意味でしょうか。
納税は、憲法第30条に規定されている国民の三大義務の一つでもあります。
わたしたちは、たんに義務として税金を払うのではなく、税金のしくみや役割を理解する
必要があります。
税金を払う義務があるのに払わない人は、国や市区町村を批判する権利はありま
せん。
ですから、脱税は絶対してはいけません。
法律違反で税金を少なくみせるのが脱税です。
法律の範囲内で税金が少なくなるように工夫するのが節税です。
両者は似ているようで、全く別物です。
節税は大いに行いましょう。